生きる力の土台=自己肯定感
自己肯定感は、自分らしくあることを喜び認める心です。
自己肯定感の低い子どもは、新しいこと、難しいことにチャレンジしたがりません。また自分に自信がなく、いつもどこか不安な気分になりがちです。
子どもの成長を支える生きる力の土台が、自己肯定感です。
まなばんば葉山では、子どもの自己肯定感を育てるために、自然や生き物との触れあい、何かに熱中する体験を用意しています。自然の中で、熱中する体験は自己肯定感を育てるのに最適の機会になります。
また、良い絵本や良い本の読み聞かせにより、子どもの心に触れる言葉の蓄積を目指します。この世界を生きていくことを肯定する言葉を子どもの心の中にためていきます。
自制心・思考力・社会的な実行力
子どもの頃身につけておくと一生の宝になる生きる力は、自制心、思考力、社会的な実行力があります。
自制心は、自分の行動にブレーキをかける力と考えられがちです。間違いではないのですが、少し言い直します。
自制心には3つのポイントがあります。①自分の心(感情や欲求)を知っている。②相手の心がわかる。③自分と相手の心を知った上で、自分の行動を決められる。の3点です。①と③だけで自分の心のままに行動しないで、心と行動の間にクッションを入れるのです。そのクッションとして大切なのが、②の他の人の心を推しはかることです。
思考力にも3つのポイントがあります。「どうして・・・?」と問題を見つけ、「おそらく・・・」と仮説を考え、「はたして・・・」と確かめる、の3点です。このうち小学生時代にぜひ身につけたい思考力は、「どうしてなんだろう?」と「問う力」です。問題発見力、不思議発見力です。
社会的な実行力とは、途中で投げださないで、チームの一員として、みんなで何かをやり遂げる力です。みんなと話し合い、最後まで自分を信じて、努力を続ける力です。社会的な実行力を発揮するには、自己肯定感と自制心がとても大切です。
生きる力についてもっとくわしく知りたい方は
平田が書いた『子どもたちの「生きる力」を育む「学び場」』をお読みください。
同書は、まなばんば葉山で1冊1,200円で販売いたします。