まなばんば葉山では、シュタイナー教育で実践されているぬらし絵なども体験できます。紙の上でたゆたう色彩の変化は、自分の奥底に眠る何かを引き出してくれるようです。私は長い間忘れていた、描く楽しさを取り戻し、色に対する苦手意識がなくなりました。 子どものアートクラスは毎週水曜日。 大人のお絵かき教室は隔週火or土曜日。気になったらどうぞお気軽にお問い合わせください。 (以下は個人のフェイスブックでアップした内容です) 水で濡らした紙の上に透明水彩絵の具の純色を置き、水の力によって色同士が混ざったりせめぎ合ったりする様を体験する「ぬらし絵」という技法。シュタイナー教育で色彩について学ぶそのワークで、私が最初に体験したのは、黄色と青の出会いだった。 『黄色は光、青は闇』その色彩論はゲーテの思想が根幹にある。 このところ毎日メディアで目にする国旗の色だと気づき、今起こっている状況は「光と闇の戦いである」と誰かがSNSで発信していたが、偶然だろうか? 何かを象徴しているとしても、どちらかが光で、その敵が闇なのか? 今世紀に入ってからは、国家よりもグローバル経済が影響力を持つようになり、冷戦時代以前のような国対国の戦いという構図の裏に、一般庶民の私たちからは見えない何か巨大な力が蠢いている、そんな不気味さを感じている人は多いのではないだろうか。 光と闇は、裏と表の関係で、どちらかが欠けてもどちらも存在しない。 一人の人間にも、闇の部分と光の部分どちらもあって、一人ひとりの中にある闇と光について静かに向き合ってみることが、特に今は大事なのではと、最初のぬらし絵を引っ張り出しながら考えた。 誰か一人を闇だらけの悪者にして、私は光の側の人間だと思えば、ある意味楽なのかもしれないけれど・・・。
Category: 2022, アート, 学び場
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