五感作文ファシリテーター、小林さんが絵本「大きな木」を持ってきてくれました。この日の作文クラスは、読み聞かせ感想文です。 ーーこれから読み聞かせします、ツッコミを入れていいからね。 子どもたち最初は、絵の見た目や表面的なことに反応して、 「表紙の絵のここが変!」 「少年はボッチなんだよ」などと言いつつ、お話の後半には、みんな共通するツッコミが・・・。 「少年はひどい!ひどすぎる!」 みんなで感想文をシェアした後、思ったことを話し合う。 ーー少年みたいなことをしたことはない? 「ない」「ある、兄弟に」 ーー少年みたいな人は周りにいる? 「いるいる〜」 ーー木みたいな人は周りにいる? 「あんまりいないかな・・・」 小林さんの穏やかな声で発せられる問いに、子どもたちそれぞれ思ったことを口にする。 親は子供が欲しくて産んだから子供を世話する責任があって、 ペットも飼いたくて飼ったから世話をする責任があるんだって。 じゃあ木には責任がある? ペットの世話の見返りは癒されること。 自分が木だったら、絶対少年を許さない! 感謝されたら許すの? 少年、可愛い。 青年、傲慢。 なんでこんな少年のことを木はずっと好きだったんだろう・・・。 いろんな意見がどんどん出てきました。そしてもう一度、感想文を書きました。 最後に、こんな問いかけで終わりました。 ーーみんなが成長して、10年後とか20年後にこのお話を読んだらどんな感じがするかな? 「大きな木」シェル・シルバスタイン作・村上春樹訳 大人になったあなたも読んでみてください。
Category: 2020, 作文, 学び場, 生きる力
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