2020.7.12. 「大きな木」作文クラス

五感作文ファシリテーター、小林さんが絵本「大きな木」を持ってきてくれました。この日の作文クラスは、読み聞かせ感想文です。
ーーこれから読み聞かせします、ツッコミを入れていいからね。
子どもたち最初は、絵の見た目や表面的なことに反応して、
「表紙の絵のここが変!」
「少年はボッチなんだよ」などと言いつつ、お話の後半には、みんな共通するツッコミが・・・。
「少年はひどい!ひどすぎる!」
みんなで感想文をシェアした後、思ったことを話し合う。
ーー少年みたいなことをしたことはない?
「ない」「ある、兄弟に」
ーー少年みたいな人は周りにいる?
「いるいる〜」
ーー木みたいな人は周りにいる?
「あんまりいないかな・・・」
小林さんの穏やかな声で発せられる問いに、子どもたちそれぞれ思ったことを口にする。
親は子供が欲しくて産んだから子供を世話する責任があって、
ペットも飼いたくて飼ったから世話をする責任があるんだって。
じゃあ木には責任がある?
ペットの世話の見返りは癒されること。
自分が木だったら、絶対少年を許さない!
感謝されたら許すの?
少年、可愛い。
青年、傲慢。
なんでこんな少年のことを木はずっと好きだったんだろう・・・。
いろんな意見がどんどん出てきました。そしてもう一度、感想文を書きました。
最後に、こんな問いかけで終わりました。
ーーみんなが成長して、10年後とか20年後にこのお話を読んだらどんな感じがするかな?
「大きな木」シェル・シルバスタイン作・村上春樹訳 大人になったあなたも読んでみてください。