まなばんば葉山日記

子どもの生きる力を育む学び場

2018.8.18. 「子育て支援」から「共に育ち合う」へ

田園調布学園大学大学院シンポジウムに行って来ました。
フィンランドのネウボラ、胎児期〜7歳の切れ目ない無償支援、それも母子だけでなく
家族全体の心身のサポートを行う仕組みについて、たくさんの写真を使って説明されました。
いいな〜と思ったのは、母親手当の一つでベビーパッケージというもの。
北欧らしい素敵なデザイン(もちろんジェンダーフリー)の大きな箱に肌着や防寒着から哺乳瓶やら
4万円相当のベビーグッズが支給されます。
その箱はそのまま新生児用のベッドにもなるという優れものです!
それからいわゆる小一プロブレム対策として落ち着かない子どもとお話するときの椅子。
面談者と子供の椅子が向かい合って、それらの椅子の背面が周りを囲むようになっていて、
これはいいな!と思った。
家具デザインも含め、デザインの力が商業的なところだけではなくこういった福祉的な場にも行き渡っている!
多様な人材が業種を跨いで横断的に仕事をするって素晴らしいこと。
しかし、意外にもフィンランドには学童保育に当たるものはないらしく、
大人たちはあまり遅くまで仕事をしないから、だそうです。
またカナダのフルタイムキンダーガーデンについてなど、
北欧型、北米型の子育て支援について知ることができました。
我々日本人は昔から、海外のいいところを真似するのが得意ですが、
日本にあるいいものを大切にすることも忘れてはいけないですよね、という話もあり・・・。
少子高齢化の日本で、子育て支援は今や子供を持つ家庭だけの問題ではなくなっています。
教育改革にとどまらず、男女の格差問題、働き方改革・・・、いろんなことが関係していると思います。
またその根底には『人間とは何か?』という壮大な問いが横たわっているように思った刺激的な時間でした!
「子育て支援」から「共に育ち合う」へ。この企画のコーディネーターであり、旧友でもある
内藤先生に感謝です。(maco)