まなばんば葉山日記

子どもの生きる力を育む学び場

2018.6.24. レッジョ・エミリアと日本の幼児教育

レッジョ・エミリアから若手教育者を招いて行われたレクチャーに行ってきました。24日は九段下のイタリア文化会館にて。
実際の保育現場、子どもたちの生き生きした写真を交えてのお話。例えばタンポポの花を摘んでデッキに飾っていく過程とか、冬になって裸になった木が寒そうだから洋服を着せるとか、そんな小さな活動が2歳前後の子どもたちによって日々繰り広げられています。その前提として居心地のいい環境があり、自然のものも人工物も含めていろんな素材が用意されていて、保育士さんたちは、繊細な感受性で子どもたちの遊び=学びを見守り、記録しているのです。
また葛飾にある、うらら保育園の紹介や、佐藤学先生の「いい学校建築とは」というお話もありました。手前味噌ですが、まなばんば葉山の設計コンセプトも同じです。木を多用して、内と外が連続したような作り、小上がりの畳など柔軟性のある空間があり、子どもたちも居心地がいいと思ってくれているようです。
環境の大切さ、子どもの自発性を大事にすることはイタリアも日本も共通しているのですが、逆に違うところは、アプローチや、イタリアは静かで日本は賑やかだということなど。それは、日本人は自然と共にあるという意識がより強かったりするのではないかと。また日本は「文化の型」を大正時代に失ってしまった、そのことも大きな問題であるという話など、考えさせられることがたくさんありました。